地方交流のダートでアタマ差２着、
芝の中距離で不利を受けてのコンマ１秒差４着と、
惜しい競馬が続いていたボニータシチーだが、
ついに未勝利戦終了とともに引退宣言。
この後はオーナー所有となり地方で走る模様。
それなら再ファンドして欲しいが、代替専用馬ということもあり、できないのだろう。
デビュー時の華奢な体つきからしっかりと成長していただけに残念。
地方では、今後必ず活躍すると明言。
（２００９年９月７日作成）
ミッシェルシチーの代替馬としていただいたボニータシチー。元々ミッシェルシチーは馬自身に期待していたというわけではなく、それに付属してくる無料提供馬のダブルダンスシチーの馬体に惹かれての購入でした。
ダブルダンスシチーは走りそうだし、何口か欲しい。どの値段の馬でも購入すればダブルダンスシチーの１口権利が貰えるので安くてそこそこ走りそうな馬を選ぼうということで購入したのがミッシェルシチー、グレイスシチー、チャーミングシチーの３頭でした。
結局勝ち上がったのはチャーミングシチーだけでしたが、ダブルダンスシチーは期待通り２勝し、１０００万クラスでも２着。その後引退しましたが、大満足でした。
そして、勝ち上がれなかったミッシェルシチーの代替馬として来たのがこのボニータシチーです。
ボニータシチーはその怪し過ぎる血統から、当初全く期待していませんでしたが、追い切りの動きはなかなかで、新馬戦は１５頭立て５番人気と世間的にもそこそこ評価されていました。
当時は非力でデビュー２戦は８着９着でしたが、３戦目の地方交流戦で勝ち馬からアタマ差の２着。そこから交流戦では常に安定した力を見せ、私が現地に応援に行った２００９年６月３日は２００８年１０月２６日の初戦とはまるで違う素晴らしい体つきで堂々の２着でした。
私はその時の報告で”素晴らしい成長ぶりで大いに期待”というようなことを書きましたが、その通りそれまで全く通用しなかった中央でも芝の２０００ｍで３着。芝の２戦目も不利を受けての勝ち馬からコンマ１秒差の４着と能力を見せました。
しかし、鞍上強化を試みた２００９年８月１日のレースで７着と優先出走権を失い、一気に雲行きが怪しくなります。その為得意の芝２０００ｍに出走することができずに仕方なくダートへ。ここでシンガリに敗れて引退決定となりました。
芝の中距離では上のクラスでもやれるだけの時計と内容でしたので、とにかく惜しいの一言です。
９月４日に更新されたクラブＨＰボニータシチーの近況によりますと、ボニータシチーは引退し、今後は地方馬として地方で走るようです。
地方での戦績は素晴らしく、地方の砂が合っています。しかし、それなら再ファンドして欲しいです。代替専用馬ということでそういったことは出来ないのでしょうが、ボニータシチーがこれから地方で活躍することは目に見えています。
これからも過去の保護者として、その走りを追いかけていきたいと思います（特に特集等は組みませんが）。
お疲れ様ボニータシチー。たくさんの夢をありがとう。
２００９年 ８月２９日 第１０戦 ３歳未勝利 札幌ダ１７００ｍ （１２着／３番人気）
２００９年 ８月 １日 第９戦 ３歳未勝利 札幌芝２０００ｍ （７着／２番人気）
２００９年 ７月１９日 第８戦 ３歳未勝利 札幌芝２０００ｍ （４着／３番人気）
２００９年 ６月２７日 第７戦 ３歳未勝利 札幌芝２０００ｍ 牝馬限定戦 （３着／１０番人気）
２００９年 ６月 ３日 第６戦 ＪＲＡ指定交流 神鍋山特別 姫路ダ１４００ｍ （２着／４番人気） 写真多数付き 現地観戦レポ
２００９年 ４月 ８日 第５戦 ＪＲＡ指定交流 山桜賞 笠松ダ１４００ｍ （５着／１番人気）
２００９年 ２月２２日 第４戦 ３歳未勝利 京都ダ１４００ｍ 牝馬限定戦 （１０着／１０番人気）
２００９年 １月２１日 第３戦 ＪＲＡ指定交流 若菜賞 笠松ダ１４００ｍ （２着／２番人気）
２００８年１２月２１日 第２戦 ２歳未勝利 阪神ダ１４００ｍ （９着／１０番人気） 写真多数付き 現地報告レポ
２００８年１０月２６日 デビュー戦 ２歳新馬 京都ダ１４００ｍ 牝馬限定戦 （８着／５番人気） 写真多数付き 現地報告レポ